腸のパワーを支えるL-グルタミン

腸内環境と免疫に注目が集まっています。
循環の働きが悪くなると、全身の不調や美容面に影響します。
体内のL-グルタミンが不足すると疫力も低下します。
反対にL-グルタミンを意識して取っていると、免機能が活発に働くので、滴雞精推薦的なカラダへとなっていきます。

滴雞精推薦にはバランスのよい食事をとることが基本です。しかし、L-グルタミンは料理で熱を加えると成分が変性してしまうため、生または生に近い状態の食事でしか摂取できません。また、食事から摂取できるグルタミン量は数グラムと考えられています。したがって、腸内環境を整えるためにL-グルタミンをサプリメントで摂取することは理にかなっています。
二日酔いとL-グルタミン
楽しい飲み会後の頭痛、身体疲労、吐き気・嘔吐、胸焼け、胃痛など、いわゆる二日酔いは本当に辛いですね。特に症状が酷いときは、二日酔いから早く立ち直る方法はないものか、とあれこれ考えてしまいます。そこで、どうして二日酔いになってしまうのか、その仕組みについてご説明しましょう。
アルコールが体内に入ると、肝臓の中で「アルコール→アセトアルデヒド→酢酸→水・二酸化炭素」の順に分解されていきます。このカラダの代謝能力以上にアルコールを摂ってしまうと、分解途中のアセトアルデヒドが全身に行き渡って、二日酔いの症状となってしまうのです。アセトアルデヒドは毒性が強く、その毒性によって頭痛、身体疲労、吐き気などの症状が引き起こされるわけです。
もう少し詳しく見てみると、アルコールの分解が「アルコール→アセトアルデヒド」となる過程では、酵素(ADH)とそれを補助するL-グルタミンが必要になります。L-グルタミンは酵素によってできたNADHという物資と結びついてNADHを消費します。もし、飲んだアルコールの量が多かったり、肝機能が低下していたりすると、NADHが肝臓内で消費しきれずに溜まっていきます。NADHが肝臓内に溜まっていくと、「アセトアルデヒド→酢酸」で使われる酵素(ALDH)の働きが阻害されて分解の速度が低下し、アセトアルデヒドの状態で停滞してしまいます。そうなると二日酔いの症状がでてきます。
そのときL-グルタミンを摂って、NADHの消費を促進させ、「アルコール→アセトアルデヒド」の分解を速めることができれば、体内にアセトアルデヒドが停滞する時間を短くできます。これにより二日酔いの症状を軽くできるでしょう。
また、胃痛、胃もたれの原因は、アルコールによる胃腸粘膜の損傷が考えられます。体内に取り込まれたアルコールは消化の過程が無く、胃で20%、残りの80%は小腸から吸収されます。胃でアルコールが吸収されることで、胃粘膜の損傷が起こります。L-グルタミンは胃腸粘膜の保護・再生に作用するので、お酒を飲む前後にL-グルタミンを摂取すると、胸焼けや胃痛などの軽減が期待できます。
脳機能とL-グルタミン
L-グルタミンは「脳の働きを助ける」と言われています。実際、L-グルタミンを摂り始めて「記憶力、学習能力が上がった」「精神が安定してきた」「血圧が下がった」というお話をよく耳にします。そこで、L-グルタミンがどのように「脳の働きを助ける」のか、その仕組についてご説明しましょう。
脳内の代表的な神経伝達物質に「グルタミン酸」と「GABA(γ-アミノ酪酸)」があります。「グルタミン酸」は【興奮性】の神経伝達物質で、記憶や学習などに重要な役割を果たしています。一方「GABA」は【抑止性】の神経伝達物質で、精神安定や血圧降下などの役割を担っています。
しかし「グルタミン酸」や「GABA」をそのまま食事やサプリメントから摂取しても「脳の働きを助ける」ことはできません。なぜなら「グルタミン酸」や「GABA」は、血液と脳脊髄液の間での物質交換を制限する機構「血液脳関門」を通過できないからです。「グルタミン酸」や「GABA」を体内に取り込んでも脳内にたどり着けず「脳の働きを助ける」ことはできないのです。
ではどうして「グルタミン酸」や「GABA」が脳内に存在するのでしょう。それはL-グルタミンが「血液脳関門」を通過できる数少ない物質であることと関係しています。「グルタミン酸」や「GABA」は、まずL-グルタミンのカタチで「血液脳関門」を通過して、脳脊髄液内に摂り入れられ、その後「グルタミン酸」や「GABA」に変換されていたのです。脳脊髄液の中に最も多く存在するアミノ酸はL-グルタミンですが、その理由は「グルタミン酸」や「GABA」がL-グルタミンのカタチで貯蔵されているからです。
このようにL-グルタミンは、美容や健康といったカラダだけでなく、「脳の働きを助ける」ことで精神面においても、重要な役割を担っていることがよく分かります。
PR